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7、帝释天 绘卷第六章:告别 ...

  •   別れ

      十善業道、それは天人の生まれつきの霊神体の能力で地位を決める、新しい法律だ。天人の千万年続いた貴族制は破棄され、出身が運命を決める基準ではなくなり、平民も高い地位につくことができるようになった。

      十善业道,以天人与生俱来的灵神体能力而划分身份地位的新制度,就此打破了天人延续千万年的贵族制度,出身不再是决定一个人身份的唯一标准,平民也可以获得权力。

      鬼族や魔神の領域だった深淵は、帝釈天が罪人を閉じ込める牢獄となり、十善業道から脱落した者は永遠に深淵を彷徨う。善見城は十善業道の評価を受けた天人達が暮らす街になった。そしてその全てを凌駕するのは、帝釈天が新しく作った神殿……善見塔だった。

      曾经是鬼族和魔神领域的深渊成为了帝释天放逐罪人的死狱,被十善业道所排除的天人将永远徘徊在深渊之中,善见城内居住着接受了十善业道评定的天人们,凌驾于一切之上的,是帝释天所建立的新神殿——善见塔。

      「天人を鬼族、神、人間などから分けたのは、己の霊神体による強さだ。」

      “天人之所以不同于鬼族、神明、与人类,是因为我们因自己的灵神体而强大。”

      「□□が何度破滅に追い込まれても、魂が消えない限り、私達は何度でも蘇ることができる。天人は唯一の、自分の魂のために戦う種族だ。」

      “无论肉身如何被毁,只要心魂尚在,我们都能无数次从死亡中归来,天人是唯一的,为自己的灵魂而战的一族。”

      「だからこそ、忉利天から失墜し、苦痛や戦乱に包まれる鬼域で暮らす羽目になったけれど。」

      “正因如此,即使从忉利天坠落,迫使我们生存于充斥着痛苦和战乱的鬼域。”

      「我々の帰るべき場所は、いつだって遥かなる故郷に他ならない。そこでは、全ての生き物は平等に暮らし、全ての争いは消え去り、全ての痛みは最初からなかったものになる。」

      “我等最终的归宿,仍旧是那遥远的故土,在那里,所有的生灵都将平等,所有的争斗都将消失,所有的痛苦都会不复存在。”

      「いつか、忉利天は必ず降臨する。その日のために、我々は過去の全てに、最後の別れを告げる。」

      “终有一日,忉利天将降临。为了那一天,我们将与过去的一切,说出最后一次道别。”

      天域の大地が砕けて轟音を立て、天域と鬼域との境目に突如巨大な亀裂ができた。亀裂は広がっていき、天人の天域と鬼族が住まう鬼域を徹底的に分断した。空間が無理矢理に捻じ曲げられて轟音を立て、天変地異は天域に足を踏み入れようとする鬼族をそのままひき潰した。彼らは悲鳴を上げる間もなく、空間の狭間に呑み込まれた。

      天域的大地发出崩裂一般的巨大轰鸣,天域与鬼域的边界突然出现巨大的裂缝,裂缝越来越大,直至将天人们的天域与鬼族所居住的鬼域彻底断裂开来,空间发出被强行扭曲的巨响,翻天覆地的异变将试图涉足天域的鬼族之兵活活碾碎,尚来不及发出悲呜就消失在空间的裂缝之中。

      天域はまるごと巨大な空間結界に包まれて上へと昇っていき、元の空間から逃れ、鬼域の無限に広がる夜空に浮かんだ。聖なる島の如く、敵を全て結界の外に拒み、未来永劫鬼域の終わりなき動乱を見下ろし続けている。

      整个天域被强大的空间结界包裹着逐渐升高,脱离了原本的空间,漂浮在鬼域黑暗无垠的夜空之中,如同一座神圣的岛屿,将所有敌人都阻隔在了结界之外,永恒地俯瞰着鬼域无穷无尽的刀山火海。

      天域の頂きにある善見塔には、最後の王者が立っている。そして彼が握っているのは、生き生きとした、脈を打つ霊神体の欠片だ。帝釈天が高塔の下にある底のない黒い深淵を見詰めると、まるであの運命の日に戻ったようだ。彼の生死の瞬間に突如と現れた戦神も、同じ黒い色を纏っていた。二人の霊神体が融け合った欠片が、彼の手のひらで激しく脈を打ち始めた。彼に何かを訴えようとしているようにも、彼の手のひらから逃げようとしているようにも見える。

      在天域顶端的善见塔之上,矗立着最后的王者,而他手中的,是一片鲜活的,在跳动着的灵神体碎片。帝释天望着高塔之下深不见底的黑色深渊,又仿佛回到了那个命中注定的日子,那个在他濒死之际从天而降的战神,也是这样一抹深不见底的黑色。那融合了两人灵神体的碎片,在他的掌心中剧烈地跳动了起来,似乎是仍有话想对他说,又似乎是迫不及待地想要逃离他的手。

      しかし帝釈天は、それに何の反応も見せなかった。

      然而帝释天却对此置若罔闻。

      「私達は必ずまた巡り合う。」

      “我们终将再见。”

      霊神体の欠片は、ついに彼の手のひらから逃れ、底なしの黒い深淵の中に落ちた。

      那灵神体碎片,最终脱离了他的手心,落进了无尽的黑色深渊中。
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第7章 帝释天 绘卷第六章:告别

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