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38、红莲华冕 昨日之境⑦光影之变 ...
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光影の変
……善見城、城門
——善见城,城门
【天人の民甲】
「聞いたか?翼の団を率いる闘神阿修羅が竜巣城を討伐したらしい。今日戻ってくるそうだ!」
听说了吗?战神阿修罗带领翼之团踏平了龙巢城,今天就要班师回朝了!
【天人の民乙】
「善見城の城門は今日開けっぱなしだ、翼の団の戦士達を迎えるためにな!」
今天善见城城门大开,就是要迎接翼之团的战士们呢!
【天人の民丙】
「来たぞ来たぞ!」
来了来了!
【天人の民甲】
「闘神阿修羅様だ!阿修羅様!」
是战神阿修罗大人!阿修罗大人!
【天人の民乙】
「阿修羅様!帝釈天様!」
阿修罗大人!帝释天大人!
【天人の民丙】
「英雄の凱旋だ!」
欢迎英雄回城!
【阿修羅】
「どうだった?」
如何?
【帝釈天】
「中々悪くない。」
还不错。
【阿修羅】
「ほう?この日のために長年画策していたのに、薄い反応だな。」
哦?为了这一天你处心积虑这么些年,你现在这反应真是有点小。
【帝釈天】
「阿修羅!何だ、その言い方は。」
阿修罗!你这说的好像我是什么探子一样。
【阿修羅】
「おまえの根気強さを、諦めない決意を、褒めている。次は十天衆だ、もう一度新しい目標を立てたらどうだ?」
我是说你有耐心,能持之以恒,令人佩服。下一步就是十天众了,不如你再定个新目标如何?
【帝釈天】
「だめだ、正規軍との協力はまだ始まったばかり、これからも一緒に戦うことになる。ここで十天衆を潰せば、協力の話も、約束の物資も、全て水泡に帰すことになる。」
还不行,我们和正规军的合作这才开了个头,以后还要一起战斗。要是现在十天众倒了,联手的事情,还有答应我们的物资,岂不都打了水漂。
【阿修羅】
「本気で十天衆の話を信じているのか?」
你真觉得十天众的诺言会兑现?
【帝釈天】
「できることなら信じたい。瑠璃城はともかく、善見城の民はまだ十天衆を信頼している。彼らを敵に回したくない。現状を打破したければ、慎重に計画を練らないと。」
能走几步是几步。琉璃城暂且不论,善见城的平民对十天众还是信服的,我们总不能与他们为敌。想要改变现状,还要从长计议。
【阿修羅】
「あまり難しく考えるな。天人を屠る鬼族も、一族を犠牲にする十天衆も、全部俺に任せとけ。絶対的な力は、腐りきったものを全て滅ぼす。道を遮るものは、排除すべきだ。」
你想得太复杂了,屠戮天人的鬼族,牺牲同族的十天众,交给我来解决。绝对的力量能毁灭一切腐朽。对前进路上的障碍,就应当排除。
【帝釈天】
「阿修羅、天人にとって、滅びることは最適な選択ではない。敵対者の排除や処刑は全てあなたに任せる、それ以外は私がやる。」
阿修罗,对于天人来说,毁灭并不是最好的选择。排除异己,上阵杀敌的事情,就交给你了,之外的事,还是交给我吧。
【十天衆の使者】
「お二方、十天衆様から拝謁の伝令を預かっております、どうか神殿へご足労を。お待ちください、十天衆様は仰いました。神殿は聖なる場所です、異族が入ることはできません。ですから、後ろにいるお二方はご遠慮ください。」
二位大人,十天众大人命我来召见二位大人,上神殿一叙。等等,大人们说了,神殿是圣洁之地,容不得他乡异族。后面这两位,就不必上去了。
【煉獄茨木童子】
「ふん!何が十天衆だ、愚かしいにもほどがある。我々とてお願いされても、全く行きたくなどない!」
哼!什么十天众,有眼不识泰山,就是你们跪地求我们,我和挚友还不想上去呢!
【鬼王酒呑童子】
「いいだろう、こっちも天人一族のことには介入したくない、ここで待つとしよう。」
也好,你们族里的事,我们也不想插手,我们就等在这里。
【帝釈天】
「本当にすみません。酒呑童子、茨木童子、私達が戻るまで、しばしお待ちを。交渉が終わってから、また相談しましょう。」
实在抱歉,酒吞童子,茨木童子,请两位等一等我和阿修罗。待我们完成谈判后从长计议。
【鬼王酒呑童子】
「……うまくいくことを願っている。」
……那就祝你们有个好结果了。
……善見城、十天衆神殿内
——善见城,十天众神殿内
雄大な神殿に、鐘の音が鳴り響く。十天衆の首領、善法天の声が広大な神殿に響き渡る。帝釈天は微かに頭を下げ、礼儀正しく天人の首領の言葉に耳を傾けた。一方、阿修羅は不遜な態度で、まっすぐに善法天を睨みつけている。
恢弘的神殿中,钟声响起,十天众的首领善法天的声音在高大的殿堂内回荡。帝释天的头微微低垂,保持礼节听着天人最高首领的宣讲。阿修罗则桀骜不驯,直直注视着善法天。
【善法天】
「……鬼族との戦争において、翼の団は積極的に正規軍に協力した。正規軍の指揮下で、無数の勝利をおさめ、数多の手柄を立てた。十天衆会議の結果により、汝らに天人正規軍と名乗る名誉を授ける。今後、汝らは誇り高き正規軍の一員となり、十天衆の配下に属す。」
……翼之团在和鬼族的战斗中,自发帮助正规军。在正规军的领导下,旗开得胜,战功累累。十天众经过商议,决定授予你们正规军的番号。从今往后,你们将成为十天众旗下军队的一员,获得正规军的荣耀。
【光明天】
「善法天様直々に冊封なさる、天人としてこれに勝る栄誉はない。それなのに、無礼者め、跪くことも知らぬのか!」
善法天大人亲自为你们加封,这是天人一族最高的荣耀。为何如此不知礼节,还不跪下!
【阿修羅】
「俺たちは帰順しに来たんじゃない、交渉しに来たんだ。」
我们是来谈判,并非让你们招安。
【帝釈天】
「阿修羅。翼の団が結成された目的は、鬼族を永遠に駆逐し、失われた土地を取り戻すことです。正規軍であるかどうかは関係ありません。私達と十天衆の皆様の目的は同じではありませんか。どうして共に戦えないのでしょうか?」
阿修罗。我们翼之团之所以成立,为的是击败鬼族,收复故地。是否加入正规军并不重要,十天众的诸位大人,我们目标一致,为何不能联手合作呢?
【善法天】
「ふん、貴様らのような卑しき民に貴族の名が与えられたことは、名誉の限りだと知れ。貴様らははなから交渉する資格なんぞを持ち合わせていないのだ。」
呵呵,给予你们贱民跻身贵族的机会,便是对你们最大的恩赐。你们没有与我们谈合作的资格。
【阿修羅】
「鬼族という外患を解決するには、天人一族は今まで以上に団結しなければならない。だから俺の要望はただ一つ、貴族が民に物資を分け与えることだ。」
想要解决鬼族的外患,天人必将要无一例外地团结。我要你们贵族从现在起把物资分发给平民。
【善法天】
「人のせっかくの好意を無下にするか……不届き者め、どうやらまだ状況を理解していないようだな。外患を解決するには、先に内憂を解決すべきだ。兵を呼び集め、権力を握ろうとする貴様らこそ、天人一族の内憂に当たる。誰か!この反逆者二人を捕えろ!」
敬酒不吃吃罚酒……狂妄的家伙,你们似乎还不明白你们的处境。要解决外患,必将先解决内忧,你佣兵自重妄图从我等手中夺权,是为内患。来人!拿下这两个叛贼!
善法天が杖で床を叩くと、瞬く間に、数えきれない数の兵士が神殿に現れ、二人を幾重にも取り囲んだ。
善法天敲了敲手中的手杖,殿内涌出众多士兵,包围了帝释天和阿修罗。
【正規軍兵士】
「はっ!」
是!
【善法天】
「帰順するか、死刑になるか。貴様らに他の選択はない。」
接受招安,还是被判死罪。除此之外,你们没有第三个选择。
【阿修羅】
「服従か、それとも死か。それはこっちの台詞だ。」
服从,或者死。这是我的台词。
阿修羅の目に残忍な色合いが浮かんだ。彼の霊神体が急に顕現し、雨の如く周囲の兵士に振り下ろされた。一瞬で、兵士は血飛沫と化し、神殿中が血に染められた。
阿修罗目光冷酷,灵神体突然窜出,像箭雨一般冲向四方士兵。仅一瞬间,士兵们都变成了血沫,整个神殿都被血染红。
【帝釈天】
「阿修羅、やめろ!」
阿修罗,住手!
阿修羅はまるで聞こえなかったかのように、まっすぐに善法天に襲いかかる。十天衆は体裁など構わずに、立ち上がり、後退していく。
阿修罗恍若未闻,笔直朝着善法天的方向杀去。十天众纷纷站起,不顾形象地后退。
【善法天】
「…ち、畜生め…これはもはや反乱だぞ!!もっと兵を呼べ!!!」
胆……胆大包天……你这是反叛!!叫更多军队来!!!
【光明天】
「善法天様を守れ!」
保护善法天大人!
兵士がやってきて、人の壁を作り出した。阿修羅の触手はそのまま兵士たちを薙ぎ倒し、善法天に襲いかかり、彼を縛り付けた。そして息ができないほど、善法天を空高く吊るし上げた。
更多士兵涌入,在善法天面前组成人墙。阿修罗灵神体的触手掀翻了士兵,冲向了善法天。一根触手直接捆住了善法天,将他高高吊起,善法天被勒得几乎窒息。
【善法天】
「ゴホッ…う、うう……」
咳……唔、唔唔……
【阿修羅】
「命乞いしろ、そして俺の命令に従え。運が良ければ、俺はお前を逃し、深淵で暮らすことを許すかもしれないぞ。」
求饶,答应我的条件。如果我高兴,会放你一命,让你去深渊苟延残喘。
【善法天】
「貴様…ゴホゴホ……この……反逆者め……」
你……咳咳……你这个……叛贼……
その時、殿外から一名の伝令が慌てた形相で走って来た。彼の声は震えている。
突然,从殿外跑来一名行色匆匆的传令兵,他声音颤抖。
【伝令兵】
「十天衆の皆様にご報告があります!前線の偵察兵から、鬼族が侵攻してきたとの情報がありました。恐らく城は既に囲まれています!どうやら……鬼族の残党による特攻隊のようです?」
报告十天众大人!前线侦察兵传来鬼族军队突然来进犯的消息,恐怕现在已经兵临城下了!似乎是……鬼族残党组成的敢死队。
【帝釈天】
「なんだと!」
什么!
【善法天】
「聞いたか……早く……放せ……!放せ、貴様の本当の敵は私達じゃない、侵攻してきた鬼族だ!敵軍が迫っている時に仲間割れするなど、それが貴様の言う英雄か?」
听到了吗……快放……放开我……!你真正的敌人不是我们,而是城外来犯的鬼族军队!兵临城下之时内讧,这便是被称颂的英雄之所为吗?
【阿修羅】
「鬼族の軍隊は、当然皆殺しだ。しかしその前に……俺はお前らを一人残さず殺す。」
鬼族军队,我自会杀光。而在那之前——我会先解决你们。
阿修羅は周りを見渡し、十天衆の残党に向かって五本の触手を伸ばした。残り一本の触手は鋭く尖り、今にも善法天の喉に突き刺さろうとしている。
阿修罗望向四周,五根触手伸长,逼近剩余的十天众。另一根触手化为尖刺,就要刺向善法天的喉咙。
【帝釈天】
「彼を放せ、阿修羅。」
放开他,阿修罗。
【阿修羅】
「帝釈天?」
帝释天?
【帝釈天】
「放せと言っている。」
放开他。
触手はゆっくりと善法天を解放した。善法天は自分の喉を触り、その場で咳き込んだ。十天衆は許しを得たかのように、隅に隠れた。
触手缓缓地放下了善法天,善法天摸着自己的喉咙干咳。十天众如蒙大赦,躲在一边。
【帝釈天】
「鬼族は我々が交渉している隙に、兵力を集結した。これは我が一族の存続の危機に当たる一大事です、どうか武器をおさめ、共に敵を撃退してください!」
鬼族趁我们谈判之际集结兵力。此战事关一族存亡,我恳请诸位放下武器,联手抵抗外敌!
【阿修羅】
「帝釈天?なぜやつらに妥協するんだ!貴族が際限なく民を圧迫しているからこそ、天人一族は鬼域に落とされ、鬼族と戦争を繰り返す羽目になったんだ。十天衆を根絶やしにしない限り、例え鬼族を殺し尽しても、第二、第三の鬼族が必ず現れる!」
帝释天?你怎可以向他们妥协!贵族们荒淫无度剥削百姓,才致使一族坠入鬼域,与鬼族征战不休。十天众一患不除,就算灭掉鬼族,又会有千百他族进犯!
【帝釈天】
「状況を弁えろ、阿修羅!今ここで十天衆を殺したらどうなると思う?十天衆が死ねば、都は大混乱に陥る!都が陥落し、天人一族が絶滅に追い込まれたら、私達は一体どうやって罪を償うんだ!」
看清局势,阿修罗!若你今日杀了十天众,又当如何?十天众一死,整个都城就要大乱!如果此时城破,一族灭亡,你我就是天人一族的罪人!
阿修羅が帝釈天の胸ぐらを掴み、頭がぶつかりそうな勢いで対峙する。
阿修罗一把将拉着帝释天领口,两个人几乎头抵着头。
【阿修羅】
「罪を償うべきは、ただ王座に座って皆の成果を我が物にする貴族達だ!帝釈天、貴族であるお前には、永遠に分からない!」
天人一族的罪人,从来都是王座上坐享其成的贵族!帝释天,你也是贵族,你永远也不会明白!
【帝釈天】
「……」
【阿修羅】
「……」
【善法天】
「こほん、翼の団は反逆の罪を犯したが、それを許してやってもいい。翼の団の物資の件についても、話し合ってやってもいい……貴様らが鬼族の軍隊を打ち破り、天人一族の危機を救いさえすれば……!」
咳、翼之团谋反一事,我等可以不做计较……翼之团想要军备一事,也可从长计议……只要你们能够击退鬼族军队,拯救都城于危难……!
【阿修羅】
「それなら、素直に負けを認めろ。物資を分け、軍の指揮権を俺に渡せ!」
既然如此,就出来认降,答应我的条件平分物资,向我阿修罗交出兵权!
【善法天】
「我々こそが天人一族の支配者だ。翼の団は我々に帰順し、我々の命令に服従すべきだ。連合軍の統帥権を握る者も、我々が決める。それは阿修羅、貴様ではない。決議の結果、我々は帝釈天を、連合軍を統べる者に任命する!」
我等才是天人的统治者,翼之团应向我军归顺,服从我军的命令。而联军的首领也应由我等任命,而那人并非是你,阿修罗。我等决议,任命帝释天为联军之首!
【阿修羅】
「翼の団は恥知らずのお前らなんかには従わない。」
翼之团不会听从你们这些无耻之徒的安排。
重々しい顔をした帝釈天が素早く前に出て、阿修羅の側に来た。しばらく黙った後、帝釈天は神殿の中で、急に頭を下げ、片膝をついた。
只见帝释天面色凝重,快步向前,走到阿修罗身边。沉默片刻后,帝释天突然单膝跪下在神殿之中,低下了头。
【帝釈天】
「この帝釈天、十天衆の任命を受け、軍を統べ鬼族を打ちのめす所存です!」
我帝释天,愿意接受十天众的任命,率军前去迎战鬼族!
【阿修羅】
「帝釈天、やつらに騙されるな。それは俺達の仲を裂く罠だ!」
帝释天,你不能就这样被他们欺骗。他们此举是为了挑拨你我。
【帝釈天】
「罠だと知っていながら、何故自ら手玉に取られる?私の決断は、全て私が決めたこと。これこそが私の求めていた答えだ。」
既然你知道他们在挑拨你我,为何还要接受挑唆?我所作决定,是出于我自身,这就是我心中所认同的答案。
阿修羅の怒りの表情は一転、凍てつく程の冷静なものに変わった。
阿修罗不再像之前那样愤怒,表情平静,却冰冷彻骨。
【阿修羅】
「お前が決めたというなら、お前はもう俺の知っている帝釈天ではない。」
如果你的决定是出自你的心,那你已经不是我认识的那个帝释天了。
【帝釈天】
「私の心は初めから、何も変わっていない。」
我的心自始至终,从未改变。
【阿修羅】
「どうやら俺が最初からお前のことを勘違いしていたようだ。さらばだ、帝釈天。」
那我恐怕从始至终都错看了你。我们一刀两断吧,帝释天。
阿修羅は振り返ることなく神殿を後にした。夕日に照らされた彼は、長い長い影を落とした。
阿修罗头也不回地向殿外走去,夕阳映照着他的背影。
……善見城、十天衆神殿外
——善见城,十天众神殿外
【鬼王酒呑童子】
「お前一人か?」
怎么就你一个人出来了?
【煉獄茨木童子】
「帝釈天は?」
帝释天呢?
【阿修羅】
「あいつの話はするな!俺に会った事も、あいつには言うな!」
别跟我提他。一会他出来,也别说见过我。
しばらくして、帝釈天が光明天と話しながら神殿から出てきた。
一段时间后,帝释天跟着光明天一边谈话一边走了出来。
【帝釈天】
「光明天様、友人に少々話したい事があるので私は失礼します。また後ほどお会いしましょう。」
光明天大人,我有事要与几位友人相谈,稍后再见。
【光明天】
「あまり待たせるなよ、帝釈天。」
可别让我等太久了,帝释天。
【帝釈天】
「酒呑童子、茨木童子、阿修羅を見なかったか?」
酒吞童子,茨木童子,你们两个有见到阿修罗吗?
【煉獄茨木童子】
「ええと、う、うむ……恐らく見ていない。」
呃、唔、嗯……大概是没有。
【帝釈天】
「阿修羅は焦り過ぎだ。十天衆との交渉は私に任せろ、彼らを挑発するなと事前に言っていたのに。十天衆の統治は根深く、未だ城外では鬼族が虎視眈々としている。今はまだ、十天衆や貴族達と決裂する時ではない。しかし……正殿にて、彼は最初から私を勘違いしていたと言った。腹立ち紛れの心にもない言葉だと知っていても……」
阿修罗他还是太心急了。我事先告诉他将商谈一事交给我,不要挑衅十天众的几位大人。城外虎视眈眈的鬼族还未清,十天众根基深厚。此时还不是和他们以及各家贵族决裂的时候,但……在大殿上,他说他一直以来看错了我,我虽知他说的是气话,可是……
【煉獄茨木童子】
「あまり悲しむな。友人だろうと、意見が食い違うことはあるだろう。だが親友とは、相手が言った傷つく一言を笑って許し、相手の気が滅入っている時には寄り添える存在だ。窮地から抜け出すには、お互いを支え合い、良く理解し合うことが大切だ。もっと彼を信じてやれ!」
你也不要太过伤心了,虽然是友人,也难免有意见不合的时候。不过所谓挚友,就是能在对方出口伤人时也能一笑置之,在对方深陷低谷时还能不离不弃。互相扶持,互相理解,才能走出困境,你要对他有信心才是!
【帝釈天】
「……私達は、お互いを理解しているが故に、別の道を行かざるを得ないのかもしれない。阿修羅は素直で堂々としている。これが長所でもあるが、善見城では仇となり、彼の命を脅かす恐れがある。彼は今、怒り心頭に達している。何か不慮の事態が起きたら、どうすればいい?十天衆がこのまま引き下がるとは思えない。お二方、どうか私の代わりに、くれぐれも彼をお願いします。」
……或许我们正是因为互相理解,如今才不得不分开吧。阿修罗为人直率,这是优点,但是在善见城,这优点也很可能会害了他性命。特别是他现在正在气头上,要是出了事该如何是好。十天众绝不会这样善罢甘休,我恳请二位,替我去照看他。
【煉獄茨木童子】
「その言葉にも一理ある。私と友が……」
你说的也有道理,我和挚友这就——
【鬼王酒呑童子】
「お前が十天衆の近くにいれば、阿修羅はきっと安全だろう。阿修羅の名は今や世間中に知れ渡っている。どこへ行っても彼を囲む取り巻きがいるさ。十天衆が手を出す隙は無い。俺達はやはりここに残るべきだ。十天衆は手段を選ばない、やつらのすぐそばにいるお前に何かあったら、厄介な事になるぞ!そうだろう、茨木童子?」
有你在十天众身边周旋,阿修罗肯定安全极了。他现在可是大名人,跑到哪里都有一堆人跟在后面载歌载舞呢。十天众哪里能下得了手。我看我们还是留在你这里,十天众心狠手辣,你呆在他们身边,要是你出事,岂不是麻烦大了!对不对,茨木童子?
【煉獄茨木童子】
「友の言う通りだ!」
挚友说得对!
【帝釈天】
「……それはそれで一理ある。」
这……似乎也有道理。
……善見城、光明天殿内
——善见城,光明天殿内
【光明天】
「帝釈天、そなたは竜巣城の一戦で輝かしい功績を挙げた貴族の子だ。対して阿修羅は傲慢で横暴。そなたは分別がつく人間で助かった。よって、十天衆の皆との決議の末、そなたを天人正規軍の統帥に任命し、天人軍の兵権を引き渡すこととなった。直ちに出陣し、阿修羅が率いる反乱軍を討伐せよ。」
帝释天,你是龙巢城一战的大功臣,又是贵族之子。阿修罗狂妄自大,好在你识时务。在此,我与其他十天众成员商议后决定,任命你为天人正规军统帅,统领天人大军。你即刻出征,讨伐以阿修罗为首的叛党之军。
【帝釈天】
「光明天様、鬼族は総力を結集し、じきに城を進攻するでしょう。阿修羅らは民心を掴んでおり、我々が使える戦力です。討伐の件はまた日を改め、先ずはどうか翼の団と共に鬼族を迎撃させてください。」
光明天大人,鬼族已经集结大军,恐怕不日就会攻城。阿修罗一众深得民心,是可用的战力。我恳请您暂缓讨伐一事,允许我先与翼之团一并,抵御鬼族袭击。
【光明天】
「いいだろう、許可する。」
也罢,我准了。
……数カ月後、善見城、辺境の拠点
——数月后,善见城,边境驻军处
【阿修羅】
「鬼族の残党はこれ程大規模な軍隊を集結したというのに、未だに行動を控えている。恐らく時機を伺っているのだろう。(今は昔とは違う。過去は変えられない。だがチャンスを得るためにも、この芝居のやりがいはある。深淵に送られていた霊力は既に遮断された。あとは最後の一歩だ。)」
鬼族残党们集结了如此大规模的军队,却还按兵不动,恐怕是在等候时机。(如今与先前不同,虽然过去无法改变,但为了那个机会,这场戏还是值得。传输到深渊的灵力已阻断,接下来还差最后一步,那碎片的侵蚀也差不多了。)
【蘇摩】
「阿修羅様。」
阿修罗大人。
【阿修羅】
「蘇摩?なぜここに来た?」
苏摩?你怎么来了?
【蘇摩】
「この辺りは地形が険しく、食料が不足しています。鬼族にも長らく動きがありません。しばらくの間、琉璃城に滞在されませんか?」
这一带地形险恶,又缺少粮草,鬼族一直按兵不动。我特意来问一问大人可愿意来我琉璃城暂住。
【阿修羅】
「琉璃城はここから遠くはないが、いつ鬼族が進攻して来てもおかしくない状況で、持ち場を離れる訳にはいかない。」
琉璃城虽然不远,但鬼族随时可能进攻,我暂时不能走。
【蘇摩】
「鬼族の軍隊は一体何の時機を待っているのですか?」
鬼族军究竟是在等候什么时机呢?
【阿修羅】
「かつて俺と帝釈天が変装し、琉璃城に潜入した際、警備していた鬼族将校はこう言った……恐らく自分は翼の団に太刀打ち出来ないと、迦楼羅が認めたと。善見城を攻略するには、俺と帝釈天が別々の道を行く必要がある。」
当初我和帝释天乔装潜入琉璃城,守城的鬼族将领曾说过——迦楼罗亲口向他承认,自己恐怕不是翼之团的对手。如果想要攻下善见城,需要等我与帝释天分道扬镳。
【蘇摩】
「では帝釈天は一体どこに行ったのですか?」
那么帝释天如今究竟是去了哪里呢。
【阿修羅】
「……もうすぐ日が暮れる。辺境の道のりは危険だ、我が軍の兵士に護送させよう。お前の誘いは、戦が終わったから考えよう。」
……天色不早了,边境路途凶险,让我的士兵送你一程,苏摩。你的邀请,就等这战结束后吧。
【蘇摩】
「阿修羅様、最後の一戦もどうかご無事で。失礼します。」
阿修罗大人,愿您最后一战平安归来。告辞了。
……日暮れの時
——日暮之时
【反乱軍戦士甲】
「鬼族の大軍は未だ出陣しないどころか、何度も小隊ばかり送り込んで、我々を探っている。まるでわざと我々の戦力を消耗しているようだ。」
鬼族大军到现在不肯出兵,每次都是派小股战力来试探。仿佛是在故意消磨我们的战力一般。
【反乱軍戦士乙】
「進攻する鬼族は数少ないが、阿修羅様は毎度応戦し、凶暴に血を貪り最前線に出ている……」
即使每次来的鬼族都不多,阿修罗大人还是次次都出战,狂暴嗜杀地冲在前面……
【反乱軍戦士丙】
「帝釈天様がいなければ、発狂した阿修羅様は敵より多く味方を殺すと、下の者は口を揃えて言う。このままでは、人はおろそか、装備や補給も足りないぞ。」
下面都在说,没有帝释天大人在,阿修罗大人发狂杀的自己人比杀敌都多了。再这么下去,别说装备和补给了,人也要不够。
【反乱軍戦士乙】
「かつて食糧や装備は帝釈天様が管理していた。彼がいなくなってから、全て疎かになってしまった……」
过去粮草和装备都是帝释天大人整备的,帝释天大人一走,已经没有人管这些事了……
【反乱軍戦士丙】
「傷人は治療を施されず、食糧もじきに底を尽きる。なのに我々は未だこんな場所で守備を続け、上には反乱軍の烙印を押された。我々は一体何のために、今まで耐えてきたんだ?正規軍は出身を問わない上に、来る者拒まずだと聞いた。いっその事……正規軍に帰順しないか?」
伤兵无人救治,粮草也快没了,却还守在这个鬼地方。还被说成了叛军,我们坚持到现在到底是为了什么?我听说,正规军的部队是来者不拒,也不问出处的,不如我们……归顺正规军吧?
そう言った瞬間、発言した戦士は阿修羅の触手に胸を貫かれ、数十丈先へと放り投げられた。
话音刚落,刚才说话的战士被阿修罗的触手穿透胸口,丢出了数十米远。
【阿修羅】
「伝令せよ!十天衆の軍隊に寝返る、もしくは帰順を扇動する奴は、何者だろうと……容赦なく殺す。」
传我命令,任何人胆敢投奔十天众的军队,或煽动归顺的。杀无赦。
【反乱軍戦士甲】
「我々はそんなつもりは……どうか信じてください!」
我们没有说……我们真的没有说!
【反乱軍戦士乙】
「言ったのは彼です!我々は彼の言葉に頷きませんでした!」
都是他说的,我们都没附和!
【反乱軍戦士丙】
「鬼神だ……化け物だ……助けてください、帝釈天様、どうか……」
鬼神……怪物……救我,帝释天大人救我……
【光明天】
「どうした?」
这是怎么了?
【反乱軍戦士丙】
「光明天様……助けてください、私は正規軍に帰順します……」
光明天大人……救我,我愿意归顺正规军……
【光明天】
「これはこれは、大英雄阿修羅が部下を教育しているのか。僅か数日で、かつて向かうところ敵なしだった翼の団がこんなことになるとはな。実に惨めだ。食糧は尽き、傷人は床に放置され、つける薬さえも無い。あったとしても、貴様ら身の程知らずの暴漢には、薬の分別もつかないだろうな?帝釈天に倣ってさっさと帰順し、私に尻尾を振っていれば、今頃出世していたというのにな。ははははは。口を開けば反逆だと喚いていたのに、我々がいなければただの無能どもに過ぎない!」
原来是大英雄阿修罗在整治手下啊。这才多久功夫,曾经辉煌一时的翼之团就变成这副鬼样子了。好惨呐。没有粮草不说,伤员就躺在地上,也没有伤药救治。就是有,你们这群狂妄的暴徒,怕是也拿不出什么能用的药来吧?如果你们能像帝释天那么归顺奉承我,大概早就升官发财了。哈哈哈哈哈。口口声声要造反,还不是没了我们,就一无是处的一群废物!
触手の先端が尖り、光明天の喉に突きつけられた。
触手的尖刺抵上了光明天的喉咙。
【阿修羅】
「ここは貴様に無礼な戯言を言わせる場所ではない。話があるなら、天人戦士の亡霊の前で言え。失せろ!」
这里不是你大放厥词的地方。有话要说,去那些天人战士的灵前说。滚。
【光明天】
「はははは、それは貴様に誤って殺された手下の戦士のことか?貴様が帰順を拒んだ真の理由を、こいつらに言えるか?貴様の霊神体にまつわる、恐ろしい真相を口にできるか?ここにいる生き残った兵士達に、葬られた亡将達に、自分の口から伝えることはできるか?貴様は血に飢えた残虐な鬼族との混血児だと!貴様は鬼族の回し者で、天人の裏切り者だ。天人の英雄は単なる嘘だった。偽りの闘神……阿修羅よ!」
哈哈哈哈,你是说那些枉死在你手下的战士吗?你敢告诉这些人你拒绝归顺的真正原因吗?你敢把你灵神体狂暴的真相宣之于口吗?你敢对着在这里的所有活着的将士们,还有埋在土里的所有亡将们,亲口告诉他们——你是嗜杀残暴的鬼族混血!内奸,叛徒,天人的英雄不过是个谎言,虚伪的战神——阿修罗!
【反乱軍戦士甲】
「なんだと、阿修羅様が……?」
什么,阿修罗大人竟然……?
【反乱軍戦士乙】
「道理で鬼族のように血を貪り、鬼族のように残忍だったのか……」
怪不得他就像鬼族那样嗜杀成性,就像鬼族那样残忍……
【反乱軍戦士甲】
「帝釈天様はきっと真相を知ったから、ここを去ったんだ!」
帝释天大人一定是知晓了真相,才会离开的!
【阿修羅】
「黙れ。」
闭嘴。
【光明天】
「嘘を暴かれた気分はどうだ?我々は貴様を必要としていない、貴様は天人一族の繁栄を阻む障害だ!」
谎言被揭穿了如何?我天人一族不需要你,你就是我天人一族繁荣道路上的阻碍!
【阿修羅】
「天人一族の障害は、他でもない、お前達十天衆だ!死ね!」
天人一族的阻碍,不是别人,正是你们十天众!受死吧!
触手の棘が光明天の喉を貫通した。逃げ遅れた光明天は両目を見開き、即死した。
触手的尖刺贯穿了光明天的喉咙,光明天来不及躲闪,瞪大双眼,瞬间暴毙。
【反乱軍戦士甲】
「逃げろ、逃げるんだ!」
快逃,快逃!
【反乱軍戦士乙】
「阿修羅様が狂った!光明天を殺した!」
阿修罗大人疯了!他杀了光明天!
【阿修羅】
「それがどうした。全ての兵力を集結し、善見城へ進攻しろ!裏切り者どもを血祭りにあげてから、鬼族と決着をつける!」
呵,这又如何。给我集结全部兵力,杀去善见城!等杀了那群叛徒,再回来算账。
【反乱軍戦士甲】
「うわああ……!殺せ……殺せ……」
呜啊啊啊……!杀……杀……
【反乱軍戦士乙】
「苦しい……俺は……殺す……!」
好痛苦……我要……杀……!
逃げようとした兵士は、一瞬で血飛沫と化した。阿修羅は完全に凶暴化し、精神力を使い兵士達をも狂わせた。殺戮を求める彼らは、善見城へと向かった。
试图逃跑的士兵们,一瞬间全部化为了血沫。阿修罗完全狂暴化,他的精神力控制着士兵们发狂嗜杀地冲向善见城。
……善見城、十天衆神殿内
——善见城,十天众神殿内
【如意天】
「なんだと?あの狂人め、光明天を殺したのか!彼が鬼族の混血児であるという噂を流し、兵士の心を乱したのが我々だと知られてしまったら……」
什么?那个疯子居然杀了光明天!要是他知道了是我们放出的流言,说他是鬼族的混血,故意扰乱军心……
【施行天】
「あの傲慢な光明天め、なぜわざわざこんな時に挑発しに行った!そしてなぜそう簡単に阿修羅に会えた?おかしいぞ!」
那个自大的光明天为什么会在这个时候去找他挑衅!又怎么会轻而易举地就进去见到了阿修罗的?太蹊跷了!
【歌音天】
「今更何を言っても手遅れだ。反乱軍は既に城の前まで迫り、我々の主力は辺境に配置してある。やつらを止める術はもう無い!奴らが上がって来た時が我々の死期です!善法天様、生死に関わります、早く決断を!」
现在说这个已晚,反叛军已经杀到城下了,大军都调去了边境,根本挡不住他们!等他们上来,我们就都完了!善法天大人,事关生死,请早下決断!
【善法天】
「光明天が迂闊だった、しかし過ちは既に犯された……今となっては、一先ずここを離れてから、対策を考えるしか……」
是光明天鲁莽了,但现在大错已成……为今之计,只有先离开这里,再做打算……
【帝釈天】
「皆さん、阿修羅は恐れるに足りません。私が全身全霊を傾け、後顧の憂いのないよう、事件を解決します。」
诸位,阿修罗一事不足为惧。我愿亲自前往,定不留后患。
【歌音天】
「それは……」
这……
【善法天】
「どれくらいの勝算がある?」
你可有把握?
【帝釈天】
「十分あります。」
十成把握。
【善法天】
「ならば、やってみろ。」
既然如此,你就去一试。
……善見城、十天衆神殿前の広場
——善见城,十天众神殿前的广场
【煉獄茨木童子】
「外で何が起きている?軍隊と群衆が次々にやってくる、まるで大敵から追われて必死に逃げているようだ。」
这外面究竟是怎么一回事?军队民众层层涌上来,仿佛是大敌当前,急着逃命。
【鬼王酒呑童子】
「恐らく幕を閉じる時が、ついにやって来たのだろう。軽々しく手を出すなよ、俺と共に傍観していればいい。」
恐怕是这一出大戏的高潮终于要来了。到时候别轻易出手,跟我看戏就是。
【毘瑠璃】
「姉様!阿修羅様は一体どうしたんですか?」
姐姐!阿修罗大人到底是怎么了?
【蘇摩】
「ふん、隣の方に聞いてみてはいかが?」
哼,这就要问你旁边的这位了!
【毘瑠璃】
「隣の……?帝釈天様、やっといらっしゃったのですね!」
我旁边的……?帝释天大人,您终于来了!
【帝釈天】
「送り込んだ十人の偵察兵のうち、生きて帰ったのは一人だけ。その一人も、帰って間もなく息絶えた。阿修羅達は城まで迫っている。霊神体が凶暴化した彼は既に、生きる者を見るや否や殺す暴虐な天魔へと成り果てた。彼についてきた翼の団の戦士の多くは彼の手によって殺された。外は屍が山積みで、民は必死で逃げ回っている。彼は今や殺戮しか知らない。ここがかつて命を懸けて守った善見城だったことさえ忘れてしまった。由々しき事態なのは百も承知だが、阿修羅の件は特別だ……目前の惨劇は決して彼一人の過ちによるものではない。十天衆がわざと挑発し罠を仕掛けた。恐らく鬼族の内通者も紛れ込んでいた。私は彼の生涯の親友だというのに、意地を張ったせいで、彼が一人で困難に立ち向かう事になってしまった。悔やんでも悔やみきれない!どうか阿修羅の退治に力を貸してもらいたい。だが、くれぐれも彼を傷付けないでくれ!」
侦察兵去了十个,只回来了一个,并且已经不治而亡。阿修罗杀到城下来,灵神体狂暴,他如今已完全化为天魔,暴虐嗜血,见人就杀。跟着他来的翼之团战士,不少已死于他手,现在外面尸骸满地,平民争相逃命。他却只知杀戮,根本不记得这里是他曾保护的善见城。诸位,我知道眼前事态紧急,但阿修罗情况特殊……眼前的局面,绝不是他一人的过错,十天众故意挑衅设局,鬼族恐也安插了奸细。我是他毕生的挚友,却因为一时赌气,让他一人面对这些,此时也悔不当初!恳请诸位助我一臂之力,退治天魔阿修罗,但请千万不要伤害他!
神殿の前にいる阿修羅は敵や仲間達の残骸に取り囲まれ、暴虐を尽くす鬼神のようだった。
神殿外的阿修罗如同狂暴嗜杀的鬼神,被敌人和同伴们的残肢所包围着。
【善見城の護衛乙】
「阿修羅様!必ず天人一族を輝く未来へと導いてくださるのではなかったのですか!」
阿修罗大人!您不是说定会带领天人一族走向光明的未来吗!
【善見城の護衛甲】
「お前は阿修羅様ではない!阿修羅様は我々の大英雄だが、お前は凶暴な鬼神だ!」
你不是阿修罗大人!阿修罗大人是我们的大英雄,你是狂暴的鬼神!
【阿修羅】
「嘘つきの卑怯者を皆殺しにする!生まれた時から、俺は闇の子供だった。だが俺は化け物にはなりたくなかった。友情が欲しかったんだ!結局、全てが無駄だった!ならば天魔に戻り、卑劣な天人貴族を殺し尽くし、天界を血で染めてやる!この阿修羅、軍を挙げて十天衆を討伐する!従う者は、我が名を叫べ!世界の不平等を全て殲滅してやろう!」
我要杀了所有虚伪卑劣之徒。自诞生的那一刻,我就是黑暗之子,但我却不想做一个怪物,我想要情谊。到如今真是一场空啊。既然如此,那就让我回归天魔之身,将那卑鄙的天人贵族屠尽,血染天界罢!我阿修罗,在此举兵讨伐十天众!若你们愿臣服于我,就高呼我的名讳!而我,将为你们毁灭这世间的所有不公!