下一章 上一章 目录 设置
22、天魔归来 浮光片影·十五 ...
-
数百年前、善見城の牢獄。
数百年前,善见城牢狱。
【囚人】
「よ、迦楼羅じゃねえか?まさかあんたもこうなっちまうとはな。」
哟,这不是迦楼罗吗?没想到你也有今天。
【迦楼羅】
「お前は誰だ?」
你又是谁?
【囚人】
瑠璃城の護衛さ、翼の団を助けたおかげで十天衆に牢にぶち込まれた。
我是那琉璃城的侍卫,因援助翼之团而被十天众关押。
【迦楼羅】
「ほう?また瑠璃城か。」
哦?又是琉璃城。
【牢獄衛兵】
「静かにしろ、瑠璃城出身の者はいるか?見舞いが来たぞ。」
安静,有谁是琉璃城的吗?有家人来探视了。
【囚人】
「見舞い?家族も持たない俺に?」
家人?我怎么会有家人呢?
瑠璃城出身の囚人達は皆前に出て、見舞いに来た者の顔を確かめようとした。
几个琉璃城的囚徒都凑上前,想看看这是谁家的亲属。
【迦楼羅】
「(蘇、蘇摩?!)」
(苏,苏摩?!)
入ってきた女性は顔に薄布を巻いていたが、それでも迦楼羅は一目で彼女の正体を見抜いた。
一个戴着面纱的女人走了进来,但迦楼罗一眼就认出了她的身份。
【囚人】
「城主様?本当に城主様ですか?」
城主?真的是你吗?
【迦楼羅】
「声を抑えろ。外の連中に聞かれでもしたら、お前らの城主様もここを出られなくなるぞ。」
奉劝你们小点声,要是被外面那些人听了去,你们这位城主恐怕今日就要留在这里了。
【蘇摩】
「「竜巣の主」を煩わせるなんて、恐れ多いです。無実の罪で閉じ込められた皆さん。今日私は皆さんに安心していただくため、皆さんはもうすぐ釈放されると伝えに来ました。盗み聞きされる恐れがあるので、詳しくは話せません。せめてもの償いとして、この食べ物や服を受け取ってください。」
不劳「龙巢之主」费心。各位无辜被关押的城民,我今日来,是想请你们安心,很快你们就能被解放出去。但现在耳目众多,不便细讲,这些食物和衣服,权当做这些日子大家受苦的补偿。
瑠璃城の皆は品物を選び始めたが、遠くにいる迦楼羅はただそれを眺めている。
琉璃城的大家都纷纷挑选起来,迦楼罗靠在高处的栏杆上冷眼旁观。
【迦楼羅】
「ふん、無意味なことばかり。すぐに看守に没収されるのに。」
哼,送那些华而不实的东西,要不了多久便都会被狱卒贪了去。
【蘇摩】
「ほら、あなたの分。」
喏,这个是给你的。
【迦楼羅】
「飴?俺の好物を知っているのか?」
糯米糖?你知道我喜欢这个?
【蘇摩】
「たまたま作ってみたものを持ってきただけ。」
不过是随手做的,今天恰巧带来了。
迦楼羅は勢いよく空から降りて、飴を一つ口に入れた。
迦楼罗展开双翼自上空俯冲而下,旋即将一块糖扔进口中。
【迦楼羅】
「これは俺の大…ううう、辛っ!これは飴ではないのか?どうして辛いんだ!」
这可是我最……呜呜呜,好辣!这不是糯米糖吗?怎么有一股辣味!
【蘇摩】
「私達姉妹は飴を作る時、いつも一つだけ特別な味の飴を作るの。そして誰がその一番くじを引き当てるか楽しみにしてる。今回はあなたのようね、迦楼羅。」
我和妹妹制作的时候总会留做一个特殊口味,看看是被哪个小倒霉吃到。看来这次是你了,迦楼罗。
【迦楼羅】
「貴様……!絶対にわざとだろう!」
你……!你是故意的吧!
【蘇摩】
「激辛唐辛子を入れたのは、本当に一つだけ。疑うなら他のも食べてみたら?」
真的只有这一个里放了魔鬼辣椒,不信你尝尝其他的?
迦楼羅が文句を言う前に、看守が入ってきたので、蘇摩は再びいつもの慎ましい姿に戻った。
迦楼罗正欲争执,却发觉狱卒走了进来,苏摩扮回了娇弱女子的模样。
【牢獄衛兵】
「時間だ、ここを出ろ。」
时间到了,快走。
蘇摩は迦楼羅を一瞥したが、すぐ目線を逸らし、看守と共に離れた。
苏摩和迦楼罗对视了一眼,但很快又收回了目光,跟随在狱卒身后离去了。